【ノンカイ】人見知りは旅をする
タイとラオスの国境の町、ノンカイに到着して少し町を散策する。
目当てはシャワーも浴びられるマッサージ屋さん。
夕方にはバンコクに向けて夜行列車に乗るため、
できればこのベタベタした汗を流しておきたかった。
地図や事前情報なんかなしに来たものだから、どこに何があるかも分からない。
人に聞いちゃった方が早いなと思い、ある金物屋さんに入って女主人に
ノンカイ駅までどれくらいの時間とお金がかかるか尋ねたあと、
「この辺にマッサージ屋さんないですか?シャワー浴びたくて」と尋ねると、
「この近くにあるけど300バーツはするわよ。シャワーならうちのを使いなさい」
と有難いお言葉。
娘さんに案内されて遠慮なくお借りしました。
その後、その女主人はトゥクトゥクを止めてくれて価格交渉までしてくれた。
予想外のところで人の好意に触れ、あたたかい気持ちになりました。
(まぁ、実はノンカイ駅にもシャワーがあった事をのちに知るんですが)
ノンカイ駅から見る夕陽もめちゃくちゃ眩しくて、とても美しい。
私はぶっちゃけ気も小さく、人見知りであって、周囲の目も気にしすぎる。
そんなものから自分を解放してくれるのも一人旅だと思っている。
ネットでたくさんの情報を仕入れ、
準備万端で旅に出たとしても絶対にハプニングは起きるもの。
そんな中をガシガシ行けちゃうキャラクターになっちゃうのが一人旅の面白いところ。
そして人見知りの私が3日もすれば町に馴染んで、現地の友達までできていたりする。
思ってもみない出会いや、小さな夢に繋がる事が分かってしまったので、
私はまた旅に出たいと思うんだろう。
まぁ、そもそもまったく海外に興味の無かった自分の初海外一人旅は、
実はハプニングから始まったものなんだけれど。